(米国発表のみ)IPTVのマルチメディアプラットフォームで世界をリードするPCCW社、クアルコムと提携して新たなモバイルブロードキャスティング事業を開拓
モバイルTVサービスを評価する香港でのMediaFLOのトライアルに合意
サンディエゴ発 - — 17-06-2007 — QUALCOMM Incorporated(本社:米国カリフォルニア州、CEO:ポール・E・ジェイコブス、Nasdaq:QCOM、以下クアルコム)と、香港最大の通信事業会社PCCW Limited社は、本日、クアルコムのMediaFLO™技術のトライアルを香港で開始することに合意しました。PCCW社は、香港で包括的な通信サービスを展開しており、アジアの情報通信技術の中心的役割を担う企業の1つです。トライアルは、2007年5月14日から11月13日まで、試験目的で実施されます。この技術トライアルの目的は、MediaFLO対応の携帯端末を使用し、PCCW社の傘下にあるnow TVネットワークの放送を視聴した場合のパフォーマンスを確認することと、モバイル放送技術のオープンテクノロジであるMediaFLOを使用した商用モバイルTV放送の新たなビジネスモデルを香港に導入できるかどうかを同社が見極めることです。この合意は、PCCW Limited社の100%出資子会社であるPCCW-HKT Telephone Limited社との間で結ばれました。PCCW社が2003年9月に立ち上げたnow TVは、大きな成功を収めています。now TVは世界最大のIPTVサービス企業で、香港に80万人以上の顧客基盤を持ち、130チャネル以上の国際的なコンテンツを配信しています。PCCW社は、4種のプラットフォームを展開しており、ブロードバンド、固定電話、モバイル、TVを通じてコンテンツ、番組、および双方向サービスのマルチアクセスを提供するプロバイダとして香港で主導的な地位を築いています。2007年には香港初のリアルタイムモバイルTVサービスを導入しました。now TVは、2007年8月にキックオフされるバークレイズ・プレミアリーグ・サッカーの、モバイル放送も含めた独占放映権を2007年8月から3シーズンにわたって取得しています。
「双方向マルチメディアサービスを先駆けるPCCW社にとって、サービスをモバイルTVへと拡大することは自然な流れです。」と、PCCW社のCTOであるPaul Berriman(ポール・ベリマン)氏は述べています。「香港の市場は、3Gの双方向マルチメディアサービスを保管するこの種のサービスを受け入れる準備ができており、当社は最高品質のソリューションをお客様に提供したいと考えています。最近行われたトライアルでMediaFLOは優れた性能を示し、香港市場で幅広いユーザーの獲得が期待できるユーザーエクスペリエンスを実現できることを実証しました。この技術トライアルによって、将来的にモバイル放送と双方向TVサービスを組み合わせて提供していくことを視野にいれて、ビジネスモデルとコンテンツのラインナップを評価することができます。」
「PCCW社は、IPTVのマルチチャネルプラットフォームで素晴らしい成功を収めている企業です。香港にMediaFLOネットワークを構築するのに、これ以上のパートナーはいないでしょう。」と語るのは、QUALCOMM Internet Services<インターネットサービス部門>およびMediaFLO Technologies<MediaFLOテクノロジ部門>のプレジデントであるPeggy Johnson(ペギー・ジョンソン)です。「この技術トライアルは、PCCW社に、国際的なモバイル放送サービスの実現に向けた実際の環境設定で、MediaFLO技術の優れた性能を直接体験していただく機会です。今年この地域でトライアルを行うのは、これが2回目です。これは、クアルコムがアジア市場への取り組みを深めていることを表わしています。」
MediaFLOシステムの主要コンポーネントであるFLO™技術は、画期的な放送技術で、Telecommunications Industry Association(電気通信工業会、略称TIA)によって承認された複数の技術仕様に準拠した、世界的に知られた無線インターフェース技術です。さらに最近では、International Telecommunication UnionのRadiocommunication Sector(国際電気通信連合の無線通信部門、略称ITU-R)が、FLOをマルチメディア放送やデータアプリケーション放送を携帯端末に配信するためのITU-R推奨技術として認定しています。FLOエアインターフェースは、受信可能範囲と容量を拡大するとともに携帯端末へのマルチメディアコンテンツの配信にかかるコストを削減する技術です。
この他にも、クアルコムのアジア市場への取り組みを示す計画が実施されています。China Network Systems社およびTaiwan Television Media社は、MediaFLOの技術トライアルを台湾で実施しています。日本では、クアルコムとKDDI株式会社が合弁でメディアフロージャパン企画株式会社を設立し、ソフトバンクもモバイルメディア企画株式会社を設立しています。どちらの団体も、MediaFLOサービスを全国規模で導入するための調査を目的として設立されました。
モバイル環境向けに特化して開発されたMediaFLO技術は、高品質なビデオとオーディオを提供するほか、チャネル切替の速さ、移動環境での受信性能、最適化された消費電力、容量の大きさなど、他のモバイル放送技術に比べていくつもの利点を持っています。8MHz PALチャネルにおけるFLO技術の性能特性としては、30を超えるストリーミングTV放送(QVGA)や音声放送(AAC+)のサポートなどが挙げられ、チャネル切り替えの平均時間は約2秒、標準的なバッテリーを使用した場合の平均駆動時間は4時間です。また、リアルタイム型ストリーミングTV放送と、蓄積型クリップキャストやデータキャストのような保存型放送を1つのコンテンツ・サービス・パッケージの中に混在させて配信できます。
PCCW Limited社(SEHK:0008、NYSE ADR:PCW)は、香港最大の通信事業者で、アジアの情報通信技術のリーディングカンパニーです。China Network Communications Group Corporationと提携して中国本土での事業を拡大する一方、新世代の固定回線、モバイル電話、ブロードバンド、情報技術、ワイヤレス通信、IPTV(同社の子会社PCCW Media Limited社が運営するnow TVネットワークを通じて)などの分野に最新技術のサービスを導入し、香港の技術革新の中核として活躍し続けています。また、PCCW社は、世界のネットワーク事業者に最新の技術サービスを提供しています。PCCW社に関する詳細については、www.pccw.com
MediaFLO技術は全世界を対象としたモバイル・エンターテイメント・プラットフォームで、これにより高品質なビデオ、音声、ClipcastingメディアおよびIPデータ放送の携帯端末への配信が可能になります。MediaFLO Media Distribution SystemおよびFLO技術で構成されるMediaFLOシステムは、高品質なモバイル・マルチメディア・コンテンツ放送の大量なデータを携帯端末に配信する際に生じる難題を解決する包括的なエンドツーエンドソリューションです。移動性を念頭に開発されたMediaFLOでは、携帯端末へのビデオ配信に特有な問題である、ユーザービリティ、ネットワーク容量、およびデバイス上の制約に対し、効果的かつコスト効率よく対処することができます。MediaFLO技術の詳細はwww.mediaflo.comをご覧ください。
QUALCOMM Incorporated(www.qualcomm.com)は、CDMAおよびその他の高度な技術をベースとした、最先端のデジタルワイヤレス通信製品およびサービスの開発、販売を行う世界のリーディングカンパニーです。クアルコムはカリフォルニア州サンディエゴに本社を置き、S&P 500インデックスと2007 FORTUNE 500®企業に含まれ、NASDAQ Stock Market®においてQCOMとして取引されています。
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QUALCOMMはQUALCOMM Incorporatedの登録商標です。Clipcasting、FLO、およびMediaFLOはQUALCOMM Incorporatedの商標です。その他記載されている商標は各社の商標です。